心の有り様

機械設備を造る作業場から鉄を削る音が激しく聞こえる。
ここは雑木林の入り口にある工場、いつもなら何も気にせずに通り過ぎるのだが・・・

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汚れた窓からグラインダーで削られた鉄の火花が激しく散り飛ぶ様が見える、一心不乱にグラインダーを動かす人。
働いている、身を粉にして働いている、己はそれを見て何を思う・・・。

現役を退いて3年、この間、何度も働こうと思った、しかし現実は家族の言葉に甘えて時間を持て余しているだけだ。
本当にこれで良いのか?火花を見ながら心が動揺した。

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作業場の向かいにある珪曹工場に置かれたタンク郡、整然と並べられて必要になる時を待っている。

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必要とされていないのか塗装が剥げた大きな鉄の箱が置かれている、己の姿が重なる。
何もしないまま時をやり過ごす、又、そのやり過ごすはずの時すら持て余してしまう。

面接の段取りまで進んだ事もあった、家族にやんわりと反対されていた。
「今まで私たちのために一生懸命働いてくれた」、「生活に困るわけでは無いのでゆっくりしてください」
こんな魔法の言葉に甘えてきたのは事実、3年経てばもう働く体力も知力も失ってきている。

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青空に白い飛行機が飛ぶ、搭乗している方々も百人百様だろう、じっと見ているうちに己が情けなくなった。

世の中には明日への希望を持って毎日病魔と闘っている人がいる、ブロ友さんも闘っている。
己は幸せではないか、五体満足、優しい家族に囲まれて自適な生活を楽しむ立場にいる、贅沢このうえない心の有り様。

健康で、歩いて、好きな写真を撮って、そして見て貰えて・・・もう贅沢は言わない。
ネガティブな考えは止そう、毎日元気に歩き続けよう。

散歩途中の心の迷いを綴ってみた、”贅沢だ!”とのお叱りやそしりを受けても仕方がないだろう。

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