素晴らしい展望と山の紅葉

思い立ったら吉日、何の予定もない木曜日、天候も快晴予報、前日の夕食時に妻に提案。
「山に行く?」、二つ返事で行きたいの返事、久しぶりの山となった。

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期待に違わぬ好展望、真っ赤に紅葉したサラサドウダンツツジの向こうに南駒ヶ岳、更に南アルプス全山が並ぶ。
紅葉を愛で、展望に満足し、美味しい飯を食べて秋の風に身を任せた素晴らしい時を過ごした。

長い記事になったが最後まで読んで頂ければ嬉しい。



行き先は南信州の蛇峠山、標高は1600mを越えるが、途中まで車で登れる。
夫婦で登山した最初の山、今の体力では相応の山だ、そして展望も良い、8時過ぎに自宅を出た。

下道で2時間、標高1400mの馬の背と呼ばれている場所まで車で上がった。

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快晴、青空が眩しい、支度をしているとNTTの車が来てゲートを開いた、この山は電波の中継基地
気象庁のアメダスを含めアンテナ建造物は十数基地ある、その保守の為の道路があるのだ、ヘリポートもある。

上からも車が降りてきた、そして会話、転落して頭を打った、救急車を手配した・・慌ただしくなった。

まずは馬の背の端まで歩いた。

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展望良し、左に八ヶ岳の赤岳、甲斐駒ケ岳、そして妻と登った仙丈ケ岳が目の前に広がっていた。
さあ蛇峠山に出発、救急車のサイレンが近づいてきた、そして保守用道路を上がってゆく、我々は登山道へ入った。

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距離は短いが登り一辺倒の登山道、歩き始めから顎が上がる、一歩一歩のmarukei、トレーニングの成果をみせよう。

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ナナカマドの赤、白樺の白、そして真っ青な空を見ながら着実に歩を進める、ヘリの音がする、山頂方向に飛んで行く。

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先行する妻は要所要所で待っていてくれる、標高を上げるとともに色づきも見事になる、浮き浮きしてくる。

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黄色や赤、見飽きない山の秋、ここから最後の急登が始まる、喘ぎながら、二度の立ち休憩で登りきった。

保守用道路と合流、緩い登りを野草を探しながら歩いた。

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赤、黄色、緑・・山モミジのグラデーションを楽しめば目的地の”信玄の狼煙台跡”は近い。
突然にヘリのローター音が響いてドクターヘリが飛び上がって飯田方向に飛んで行く、転落事故のレスキューだ。

気象庁のアメダスレーダーの前に救急車が停まっていた、一刻を争う状態だったのだろう。

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マツムシソウの残り花を愛でれば目的地の狼煙台跡、ヘリポートの先へ急いだ。

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南アルプス全山が屏風のように3000mの高嶺を青空に這わせていた、絶好の展望。

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サラサドウダンツツジの赤い垣根を歩く妻、中央アルプスに向かって歩く様は絵になる。

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左に向けば大川入山が見事な三角錐で横たわる、恵那山の頭も見える、遠く乗鞍も見える、そして御嶽も。

景色に見惚れていたら工事関係者が側に来た、事故の事を聞いてみた、アメダスの保守作業中に4m転落
頭を強く打ったらしい、5m転落の経験者のmarukei、わが身のことに重なった。

コンクリートで強打、救急車では時間がかかるのでヘリ搬送だったらしい、無事を祈った。
コメツガの木陰で山飯、秋の冷たい風にあたりながらゆっくりとくつろいだ、下山は保守用道路にした。

登山道の2倍の距離があるが野草や景色が楽しめそうだ、登り一時間、下りも一時間、そして勾配は楽。

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尾根を三つ巻いて歩くので斜面の紅葉が美しい、午後の光りに映えて言葉にならない。

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絶景!、紅葉の山襞に向かって歩く、何て綺麗だろう。

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・・・・・、最高の降りを楽しみながら時間をかけて馬の背に戻った。

出会った野草や蝶は

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フクオウソウ、生まれて初めて見た山野草、感激!、ホソバツルリンドウ、これも初体験。

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ホソバヤマハハコ草、そしてマツムシソウ、野草は殆ど終わっていた。

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ウメバチソウはかろうじて2株残っていてくれた、リンドウは最盛期、路傍はリンドウだらけの素敵な道だった。

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咲き終わったセンブリの花、一週間遅かった、マツムシソウに翅の痛んだウラナミシジミ、標高1500mにも居るんだ。

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シータテハ蝶、これも初めての出会い、山アザミにウラナミシジミ、言う事無の下山だった。

妻も大満足の山ハイクは無事終了、帰りの運転は辛かった、2時間の我慢、右足がつりそうになった。

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その日の夕食は山の紅葉の思い出話で食べて飲んだ、板長の傑作、小ホタテとアスパラ、エリンギのバター醤油。
疲れた後は味の濃いのが良い、ミズダコの刺身なども添えた、ご褒美にビールが一本追加された、心地よい一日だった。


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