御嶽山・・噴火レベル引き下げ

2014年の噴火から3年、いまだ行方不明者が眠る山の御嶽山。
あまりニュースになっていないが気象庁が8月21日に”噴火レベル1”に引き下げた。

地元では立ち入り禁止区域はレベル2のままにするらしい。
我が夫婦は御嶽山に5回登山した、しかし主峰である剣ヶ峰山頂にたったのは1回だけ、理由がある。

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標高3067m、日本14位の高さの剣ヶ峰山頂写真、御嶽教の宗教建造物の山頂だ。
これが嫌だった、苦労して登った実感が無い、それ以来、この剣ヶ峰山頂に立つことは無かった。

しかし、2014年噴火の際、この建物に生命を救われた人々がいた、写真左の社務所の軒下の隙間だった。
何人も身を寄せて折り重なるように逃げ込んだらしい、入れなかった方々は犠牲になったらしい。

我が夫婦、御嶽山は相性が良いとは言えない山、今回は過去登山として5回分を抜粋して記事にした。



どんな山なのか古い写真から抜粋してみた、最初は2007年の夏、夫婦で訓練して最初の3000m超え
長野県王滝から登り始めた。

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「懺悔懺悔六根清浄」が響き渡る夏の登山道、登山者というより信者さんたちの行列の中を歩いた。
2時間40分で王滝頂上に到着、少し気分が悪くなって休んだ。

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原因はこれ、噴出する硫黄ガスと軽い高山病だ、普段からでも当たり前に硫黄ガスが吹き出す山
今思えば確かにいつ爆発してもおかしくない。

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休憩後に山頂に向かった、ここは”八丁ダルミ”、今回の噴火で一番犠牲者が出た場所だ。
何もないガレた登山道、ふりかかる噴石や熱風を防ぐすべは無い、宗教モニュメントが唯一の構造物だ。

marukeiはここで動けなくなった、15分、心配して下ってきた妻に飴を貰って何とか歩けるようになった。

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山頂に立つ、11時だ、日帰り登山は早い時間に登るのが良い、噴火と比較すると43分早い時間だ。

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にこやかに山頂の鐘を鳴らす妻、噴火のときも楽しい時を過ごしていた方々を思うとせつなくなる。
我が夫婦は直ぐに下山開始、雷がなり始めたのが心配だった12時には9合目を下山していた。

これが御嶽剣ヶ峰山頂に立った登山だった。

2回、そして3回目は岐阜県側、濁河温泉登山口からだった、理由は宗教モニュメントが少ない登山がしたかった。

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飛騨頂上にはそれなりに宗教物はあるが静かな山頂だ、ここから継子岳に行ける。

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気持ちのよい稜線を歩き。

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雪渓を歩き。

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岩山に驚きながら慎重に山頂を目指す、こちらの方が登山らしい、すっかり魅了された、王滝口より好きだ。

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山頂はコマクサ群落

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雷鳥にも癒やされた、すっかり飛騨側からの登山に魅せられた、もう剣ヶ峰に登ることは無いだろと思った。

3回目は御嶽山で二番目の標高の摩利支天、濁河からの登山だった。

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飛騨頂上から見下ろす三ノ池が美しすぎる風景だ。

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飛騨頂上から急な上りを喘いで奥の山頂を目指す。

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剣が峰が間近に見える摩利支天山頂、後でこの時妻が体調不良だったことが判明した、相性が良くない山域だ。
噴火の時はここまで噴石が飛んできたのだろう、ここも逃げ場は無い、とても静かで素晴らしい山頂だった。

4回目は妻の骨折後のリハビリ登山、御岳ロープウェイを使って8合目の女人堂まで行った。
途中で妻が青い顔、タフな妻の体調が急変、回復したが何かが起きる御嶽山。

そして5回目、紅葉を愛でに同じくロープウェイからニノ池を目指した、剣ヶ峰には行く気は無い。

順調に8合目を過ぎて溶岩台地に到着。

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美しい紅葉と幸せの鐘、気分上々だった。

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九合目の石室山荘が近い、ニノ池まで30分だろう、ここで妻が動けなくなった。

8合目の宗教慰霊碑郡を通り過ぎたとき誰かが妻に取り付いたと言う、本当に真剣な顔と青ざめた妻、戻った。

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溶岩台地で背中を丸める妻・・・誰かに申し渡したと言う。

・山頂には行かない、従ってあなたを連れていけない、ここで登山はやめる。

しばらくして取り付いた誰かが仕方なく妻から離れたらしい、急激に妻の体調が回復した、紅葉を愛でて下山した。

何かがある御嶽山、人々の魂が集まる場所かもしれない、噴火の写真はこの溶岩台地からの写真が多かった。
石室山荘などの山小屋のスタッフさんの活躍で無事に下山した人も多かったと記録から読み取った。

噴火レベル引き下げのニュースがこの記事を書く引き金になった、気象庁のHPに詳しく防災MAPも載っている。

登山は自己責任、活火山だという事を再認識すべきだろう、我が夫婦にも何かが起きる山、そして大好きな山。
行方不明者の早期発見を心から祈る、そして元気なうちにもう一度は登りたい山でもある。

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