雨宿りの森

朝から曇天、いつ降り出してもおかしくない天候。
長い距離の散歩は望むべくもない、小さな池にシジミ蝶でも探しに行こうと玄関先に出たら”ポツン”ときた。

家の中に大きな声で”降ってきたよ”を声をかけたら”ありがとう”と返事があり妻が急いで洗濯物を取り入れだした。
車に乗って10分少々、山口の小さな池に向かった、途中雨は止んでいた。

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アカシジミやトラフシジミを探したがいなかった、午後は高い木に停まるらしい。

ヒナキキョウの愛らしい花にヒメヒラタアブが遊ぶ・・・”ポツン、ポツン”と降ってきた。



慌ててカメラをポーチにしまって思案、車で雨宿りをするか、思い切って森で雨宿りをするか・・・?
対して強くならないだろう、森に決めてうっそうとした木陰を目指した。

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雨が徐々に強くなってきて身体にあたるようになったので少し戻って何重にも枝と葉が重なる場所に移動した。

雨音はするが下には落ちてこない、快適な自然の東屋状態、そしてその場所はサンコウチョウが巣を放棄した
場所のすぐ近くだった、静かな雨の音だけの世界、止むまでは静寂を楽しむつもりでいた。

目の先20mの枝に動くものあり、そして”ツキ、ヒ、ホシ・・ホイホイホイ”と鳴く。

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尾羽は無いがサンコウチョウの♂だった、何とラッキーなんだ、雨宿りの特典。
彼は枝を移っていたが突然に放棄したと思われていた巣に入ってきた。

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枝が被った写りだが、ブルーの目が濃い、そして黒いボディ、鳥撮のあこがれの♂だ。
彼は直ぐに飛び立った、位置が悪いので少し移動して見ていたら今度は♀が巣に入ってきた。

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何て素晴らしい雨宿り、巣は放棄されていないのか、それともダミー?
いづれにせよ撮影者があきらめて放列がなくなった、marukeiもその場に留まるわけにも行かない。
雨は弱くなったが降っている、場所を移動しよう!、雨の中を森の奥に進んだ。

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途中で雨はあがった、青空まで見えてきた、少し”ムッ”とした森の中、一斉に小虫が飛ぶ、鬱陶しい!

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木にからまりながら”テイカズラ”咲いていた、雨上がりに白色は清楚に輝く。

森の奥で一息ついた戻り道、キョロキョロするが何もない、早歩きを始めたら小枝でmarukeiを見つめる視線に気づいた。

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メスのオオルリだった、巣に戻って餌を子供に与えたいのだがmarukeiを警戒して動かない。
連写1回ですぐさま立ち去った、今頃は欲しがる幼鳥たちに食べさせて直ぐに餌取りに出かけるのだろう。

イトトンボが笹の葉に停まっていた、お目目でも写そうか。

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複眼に何が見えているのだろう、トンボの羽を透けて雨粒が見える、レンズの世界は不思議で素敵だと思った。

移動した場所に老夫婦が居た、奥様は携帯の椅子を持参、サンコウチョウを見ていた。
彼らはまだ巣の周りにいた、巣は完成していなさそうだ、また人が押し寄せて放棄しなければ良いが・・・

素晴らしい雨宿りができた、歩いた距離は少ないが充実したタップリの時間を森で過ごせた。
背中の痛みも忘れていた、車に乗ってから痛みに気がついた・・・少しずつ良くなっているのだろう、嬉しい!!

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