雨と・・山と・・息子と・・妻

計画だと西穂の稜線に立っていたはずの日。

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レンズに雨粒がつくほどの雨だった、傘をさしても飛沫が身体をたたくほど・・・
短いながら長男と語る時間・・・やはり心配なのだろう、元気な顔を見た妻が嬉しそうだった。



山小屋に勤める息子が長期休暇の日を迎える、山旅をしながら双六に戻る予定らしいが秋雨前線
毎日雨、最初の3日間をあきらめて足りない物資の補充、そして西穂の稜線を親子で楽しむことになった。

下山も二日がかり、途中の鏡平からTELあり、激しい雨らしい、明日の山はあきらめることになった。
頼まれた物資を車に積んで午前3時、久しぶりの長距離運転で一路、新穂高に向かった。

ひるがの高原SAで朝食、雨が降っている、順調に走って6時30分、ほうの木平でトイレ休憩。

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生憎の天気、乗鞍に向かう登山客は1名、こんな閑散としたほうの木平を見るのは初めてだつた。

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ゲレンデはコスモス祭り、満開ではなかったが雨粒に濡れたコスモスが美しい。

6時55分発の乗鞍行のバスとともに出発、平湯峠から福地温泉、栃尾温泉を経て新穂高に到着。
左俣林道へむかう細い舗装道路を上がり7時30分に待ち合わせ場所に到着した。

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突然に雨脚が強くなる、傘の無い息子はずぶぬれで歩いているのだろう、少しでも役立ちたい
傘を持って左俣林道を歩きだしていたmarukei・・・

山姿の男女が傘をさして降りてきた、用意が良い、10分以上歩いて笠ケ岳に通じるクリヤ谷が見える場所に着いた。

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霞んで谷は見えないが激しく流れる谷からの川筋が見える、暴れ川で有名だ、何重にも重なる堰堤から水が流れる。

写してから歩き出した先に見覚えのある姿があった、うつむいて歩いていたがmarukeiをみて笑ったような気がした。
ずぶぬれの息子だった、傘を渡した、”親父、早いね”、約束時間通りだ・・と、男どうしの会話をして一緒に降った。

車に戻って濡れた衣服を脱いで後部座席へ、妻がいろいろと気遣う。

新穂高ロープウエイの側に温泉があるが休館だった、息子曰く、9月からはOFFシーズン入りだとか
大抵の店は8月で終わるらしい、息子がザックから温泉MAPを取り出した、8時から開始される温泉を探す。

平湯まで戻ったバスターミナルの3階に早朝営業の温泉があった。

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鉄分を含んだ硫黄泉・・・貸切温泉がとてつもなく気持ちが良い、痛む背中と肩を浸した、良くなりそうだ!

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温泉の休憩所で山小屋の仕事やら苦労話しに花を咲かせた、雨は小降りになって来て雲が上がってゆく。

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カフェに移った妻は洒落た紅茶、息子はコーヒー、紅茶は砂時計つき、染み出る時間調整用、お洒落だった。

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着替えてサッパリ息子、腕の筋肉がついて少し締まった体になっていた、山小屋は身体を上丈夫にしてくれる。

車に戻って物資の詰め込み・・・多すぎて入らない、予想していたのでモンベルの布袋を取り出してザックの背中に
くくりつけてようやく終了、お腹が空いたので上宝村まで走ってレストランで昼食と予定を話し合う。

息子は一泊して山に帰りたい意向、荷が重いので一旦は双六小屋に引き返すのが妥当だと思うmarukeiと一致。
しかし、明日からはもっと雨風が強くなる予報、この時間からは小屋までは帰れない。

鏡平までは行けると言う、marukeiなら新穂高から5時間弱、息子は3時間で歩く、非情ながら”山に帰れ”と言った。
残念無念の顔をしていたがそうする事にした。

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アカンダナ山が見えるくらいに回復していた天候だったがレストランを出るころには雨が落ちてきた。
左俣林道入り口に戻って着替え開始。

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名残惜しいそうな妻とツーショット、雨具で暑苦しいというが仕方がない、昨晩お世話になったわさび平山荘によって
お土産を渡しそれから上に行くか考えると言う(わさび平は勤めている山小屋と同じ経営)。

”では”の一言で歩き出す、早い!健脚だ!

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大きな荷物、20kg近くはあるだろう、去りゆく息子より見送る妻の顔が寂しそうだった、無事に歩ければ良いが。
鏡平までの登山道はほとんど道ではなく水路化していると言っていた、川漕ぎ状態で足元は水浸しだったとか。

marukei夫婦も帰途についた、途中、野菜をかったり高山ラーメンを買ったりしてユックリと戻った。
眠気との戦いだった、午後4時前に無事帰宅、息子からメールが入っていた、鏡平到着したと。

鏡平小屋も経営は同じ、乾燥機で衣類を乾かして翌日に戻ることになった、良かった無事が何よりだ。

こうして遠征は日帰りになった、疲れたが元気な顔をみれて良かった、何よりも妻が安心してくれたことが嬉しい!
山はいつかは登れる、大切なことは別にある、運んだ酒とつまみで仲間と楽しんでほしい!!

(参考:長男の勤める山小屋はこんなに山深い素敵な地です)

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<HPから拝借> 双六岳の下、双六小屋です。
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