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仙丈ケ岳その2 (小仙丈ケ岳~山頂:高山植物と雷鳥の道)

小仙丈ケ岳から雄大な女王の景色堪能で小休憩。
いよいよ山頂を目指す、が、急速な勢いでガスがわく。
天候が良ければ稜線漫歩が期待できるが、そうでもなさそうな天候に急変!

でもピークハンターではない我が夫婦、花を探しながら楽しむ気持ちで歩いた。

タカネヒゴダイ
 <山頂直下に咲いていた花畑:イワベンケイ、タカネヒゴダイ、他>

まさに高嶺の花天国、そして雷鳥と出会えた素敵な稜線道だった。

 (仙丈ケ岳その2、山頂への道中記へ続く)

*長編ですが、最後までお付き合い願えれば嬉しい!

藪沢の谷から猛烈な勢いでガスが湧いてきた。
経験済だが山の天気の変化は早い! 雨にならなければ幸いだ。

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地形図上の小仙丈ケ岳取りつきまで来たが通行禁止みたいだ、右に巻道があった。

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 <国土地理院 1/25000地形図上の小仙丈ケ岳>

この稜線も花が多い、相方さんと花を愛でながらゆっくりと歩いた。

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 <ウサギキク>

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 <チシマキキョウ>

7合目を過ぎると女王様が大きく見えてくる、大降りとピークがありそうだ。

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ハイマツの脇のチングルマは綿毛、それなりに風情がある。

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 <綿毛になったチングルマ>

花の撮影に夢中になっていたら相方さんから”ガス湧きが早い”と報告があった。
前方をみたら仙丈ケ岳がお隠れ状態だ、しかし、早い変化、肌寒くなってきた。

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雨になったら困るので先を急ぐことにした、岩の大降りが始まった。
段差が大きいのと浮石があるので慎重に降る。

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降って少し行った所で振り返ってみた、やはり大降りの岩場、慎重におりて良かった。

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 <斜度もあり、岩のピークからの降りだった>

暫くは緩やかな尾根の稜線歩き、雄大な景色は無い、視界は100mくらいあるので、歩行に問題なし。
やがて8合目に到着、小広い稜線に出た。

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美しい散歩道とは言えない天候だがこれも自然、良くなる方向ではなさそうだ。
谷側にはナナカマドが花をつけて咲き誇っている。

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ここからは、たおやかな稜線歩きとなった。

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ご夫婦が声をかけて抜いていった、このご夫婦とは歩きはじめから抜きつ抜かれつで来た。
力量も同じくらいなのか?親近感を覚えた。

ここも高山植物の宝道(種の違う花を掲載)

キンバイ
 <キンバイ>

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 <イワツメクサ>

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 <チングルマ>

これ映した?コッチは?夫婦の楽しい会話があった・・・おかげさまで進まない。
相方さんを促して先を急ぐことにした、岩場のピーク越へ到着、難儀では無いが手足ふる動員。

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ここを超えたら9合目近く、穏やかな稜線道となり仙丈小屋の分岐に到着。
元気な若者二人に道を譲る(この若者とは藪沢小屋で再会した)

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歩きやすい道となった、歩いていないと体が冷える、10度もない気温かもしれない。
これで雨風が強くなったら中央アルプス遭難事故と同様、低体温になるのかもしれない。
9合目を過ぎると視界も少し良くなった、珍しく前の登山者に追いついた。

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ボンヤリだが目的地が近く見えるようになった、前方のピークまで頑張る。

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ピークを越えれば山頂かと想像していたが甘かった、長いトラバース道、視界も悪くなった。
ここ左斜面は花畑、今まで見てきた高山植物の殆どが咲いていて美しかった。
そしてここだけに咲いていた花を見つけた。

ヒメコゴメグサ
 <ヒメコゴメクサ>

愛らしい花、”姫”と名がつきゃ、とにかく浮かれるだらしのないmarukeiだった。

タカネツメクサ
 <タカネツメクサ>

ボンヤリしか見えないが大きな岩山の麓に着いた、斜面に花発見、オンダテだ。

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御嶽山で発見された高山植物、秋には花色が赤に変わる、愛でていたら山ガール4人が下山してきた。
”花に詳しいですネ”とお言葉、オネエチャンには優しいmarukei、詳しく説明!(鼻の下がノビノビ)

一人が斜面を下に降りて花を見ている、望遠モードで見ると、何と、エーデルワイスだ。
オネエサンは”これ何”と質問、これは”ミネウスユキソウ”です、と、言ったら怪訝な顔。
ヨーロッパでは”エーデルワイス”ですと説明した、皆さん大喜び!

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 <ミネウスユキソウ:エーデルワイス>

そんな楽しいひと時を過ごしていたらオネエサンが”ア!雷鳥”と叫んだ!
何と2m前の登山道わきにメスの親と3匹の可愛い雷鳥出現、ラッキー!
ガスが出ているので大いに期待していた、相方さんとこれは出そうな天候だとネと話していたので嬉しい!

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 <人前でも平気な雷鳥親子>

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 <オンダテをついばむ小雷鳥>

癒された、嬉しかった、オネエサン達と楽しい時間が過ごせた、感謝!感謝!
この岩山が山頂?と尋ねたら、イイエまだ先です、が、きわめて近いですヨとおっしゃる
元気百倍、岩山の右に巻道、高山らしいトラバース道を行く。

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 <いい感じのトラバース道>

終えると・・・目の前に山頂現る!

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大人数が見える、ようやく登頂できそうだ・・・ここからも長かった・・なぜ?、花が多かった!

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 <山ガールが賑やかな山頂到着>

標準時間3時間30分、我がmarukei隊は4時間4分、ひたすら登るのではなく、花を愛で、展望を楽しんで・・
予定通りの時間で到着。

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 <3年・・・待ってくれていました、相方さん素敵です>

marukeiの目頭にうっすらと涙・・・ウソ!でもないか、でもウソ!それほど嬉しかった!
骨折というアクシデント、宿題として残しておいた企画完遂!

相方さん大好きの三角点撮影。

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 <二等三角点:点名”前岳”>

帰りの時間制約があるので展望のない山頂にとどまらずに北尾根の急勾配をおりた。

・・・ここから、厳しく辛い下山が始まった・・・・・!

(山頂直下のお花達)

ミヤママンネングサ
 <ミヤママンネングサ>

ミヤマゼンコ
 <ミヤマゼンコ>

そして一番上手く撮影できた1枚!!!

コガネギク
 <コガネギクの蜜をむさぼる高山の蜂>

その3は辛い辛い下山編(最終です)、後日更新します。
長編、最後までお付き合いくださったことに感謝いたします。

<山頂までのMAP>

map2
 *カシミール解説本、1/50000地形図使用

*追記(8/7)
 コメント蘭に広告スパムが大量に投稿されてしまいました。
 たぶん外国からの自動投稿だと思います。
 対策としてコメント認証(画像再認証)を復活させていただきます。

 

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