奥瀬戸の原風景

コンビニで好きな食べのもを買おう、目的があれば足の運びも良い・・・しかし。
コンビニの手前で気がついた・・・財布を忘れた、戻る気力もない、手前で左折、知らない道を歩いた。

途中でもお下が要求、岩屋堂から流れてくる鳥原川沿いに歩いてスーパーへ、トイレに駆け込んでホットした。
店内を一周、買いたい物も先立つ銭も薄い、なんとはなしに道の駅方面に歩いた。

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自宅から4km近い、瀬戸の奥は”陶磁器産業の根をなす”、陶土を含めた鉱山も多い、これが瀬戸品野の原風景だ。



カメラ収納ポシェットには、500円玉一枚と100円玉2枚が常備されている。
従って買えないわけではないが使いたくもない、ここで目的のない散歩になった。

「*朝8時半、携帯に着信音、養母が通う通所からだった、体調不良で行けない・・・”知ってましたか?”
知る由もない、すぐさま向かった・・・とんでもない事態が待っていた。」


そんな午後、目的のないままに道の駅まで歩いた、眺めは良い。

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陶土を生成する複雑な鉄骨を背景に猿投山の西尾根が美しい、4年前にバリエーションも含めて
全踏破した、元気だったmarukei・・・今はその体や心に元気がない、そのルートを歩く気力も無くなった。

「*通所からの連絡を受けてすぐさま養母の住まいへ出向いた、熱もなし、聞いた、どうして行かない?
寝てばっかりいたので足が動かないので休みたい・・・仕方がない、養母は2錠の薬を眺める。」


「*”これ何?”、風邪の薬、抗生物質だ、何で残っていますか?、わからないと言う。
今日は毎日の薬を飲みましたか?・・・それ何?、marukei青ざめた。」

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陶土の採掘は基本的には露天掘り、無造作に積み上げられた粘土質の土山の向こうに露天掘りの景色が見える。
型やロクロで生まれる美しい陶磁器、されど原料が無ければ造れない、瀬戸の奥は原料の産地だ。

「*毎日飲んでいる薬が見当たらない、聞いてもわからない、そして衝撃的な言葉。
”全て分からない”、風邪薬だけを一週間飲んでいた、認知症の薬、降圧剤などは飲んでいない、言葉にならない。
それから問答が始まった、何度教えてもわからない、一週間前はそんなことは無かった、愕然とした。」


20分かけて問答、ようやく思い出したみたいだ、机の前に薬を並べて毎日飲め!
直ぐに片付けようとする養母を叱った、ダメ!、メモ紙に”毎日飲む”と書いて納得させた。

職員さんにも頼んだ、どうなるのだろう、自宅に引き取る時期が近そうだ、認知症が進んだみたいだ。
風邪から一週間、たった一週間でこんなにも進むんだ、ノンビリと歩いていられない日が近づいている。

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