安堵の心で歩く地元道

瀬戸は坂の街だ、平地は市内中心部から名古屋へ向けての道だけ。

我が地元の品野地区もご多分にもれず坂ばかりの細道が続く。
街なかの標高は90mも無い、我が家の標高は200m、単純標高差でも100m以上である。

IMG_5215.jpg

路地に入ると当たり前に坂がある、後ろから追いついてきたオバサマ方に追い越されてしまう。
”安堵の心”でノンビリのmarukeiはヨタヨタながら気持ちよく歩いた。

何ゆえ安堵なのかは”続き”で語る。



2週間前に皮膚科へ行った、老人性イボの診察だ、記事で書いたが組織検査をするので・・・。
いきなり”ブチッ!”と皮膚を捕られた、痛いの何の・・・、そして医師が言う。

悪い組織なら広く削る、普通のイボなら”切る”か”焼く”・・”ヒェ~!”、増々痛そうだ。
メリーちゃんの心臓を持つmarukei、痛いのは恐い、縮み上がって過ごした、2週間後の予約の日が来た。

起床して血止めで貼っていたバンドエイドを剥がす、ゾウの耳のようなイボの周りは白髪のヒゲだらけ。
電気カミソリでひげ剃り、手元が狂ってイボへ、”痛!”、血が吹き出す、妻がティッシュを持ってきた。

「アレ!、イボが無いよ」、妻が言う、6mmはあろう老人性イボは床に落ちていた。

診察、組織は異常なし、事情を話した、医師が笑う、薬を出すから塗るだけで良い。
”安堵の瞬間”だった、痛くない!

午後の散歩は心晴れやかだ、たまには地元の細道を歩こう。

IMG_5210.jpg

標高200mから見下ろす陶土の採掘場と名古屋方面の景色に癒やされる、登って下って又登る。

IMG_5217.jpg

路地に必ずある陶磁器工場、稼働している工場は少ない、工芸品の工房は数あるが
普及品の工場は殆どが廃業している、陶磁器の世界も厳しい。

IMG_5216.jpg

無造作に置かれた普及品の数々、出荷待ちではないだろう。

この地に住んで40年近いがその当時は興味もなかったのでその当時の様子はわからない。

IMG_5218.jpg

しかし、陶磁器産業の衰退は顕著だ、普及品は零細な作業場で頑張る、型抜きされた製品が天日に干される。
奥瀬戸の現風景は健在だ。

IMG_5219.jpg

これから絵付けの陶磁器、今はフィルムで絵付けが行われる、手作業も減衰だ。

IMG_5223.jpg

細い細い路地は廃業した作業場の道だ、間違いなく昭和そのもの、当時は分からないが雰囲気は違っていただろう。

IMG_5220.jpg

寂れた井戸ポンプが目についた・・当時は汗塗れの職人さんの喉を潤したのだろう。

IMG_5224.jpg

品野地区の観光取り組み、工房めぐりの標柱、されど廃業した工房を訪ねる人は居ない、寂れた風景だ。

細い路地を歩き繋いだ、犬の散歩しか通らない極端に細い道、古タイヤの階段道。

IMG_5225.jpg

品野地区の中枢が見える、瀬戸の郊外の風景、此処を降りたら通学路、歩き慣れた道をパス。
この日一番の急坂を歩いた、墓地経由で椿園に向かっていたら何やら白いものが舞ってきた。

帰ろう・・・自宅近くに着いたら風花が雪に変わった、バンドエイドで覆われた老人性イボの名残も疼く。
痛くないので余裕シャクシャク、”ノミの心臓”のmarukei、ようやく開放された、良き日じゃ!

コメント