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”カモシカ”の通せんぼ

緩い登り坂だが、約1,5km続く、ここは裏海上の森の道。
出口まで150m、もう少しだ、顔を上げると50m位先に何やら黒い生き物・・・熊か?

立ち止まってぶらさげていたカメラで望遠。

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50倍望遠で捉えたのは”ニホンカモシカ”だった、ピクリとも動かない、marukeiは動けない・・・。
暫くの間お見合い状態、意を決して少しづつ近寄った。



ひと気のない森を歩きたかった、海上の森山路町ゲート前に置き車、瀬戸大正池まで歩く予定だ。
山路ゲートは駐車場もない、皆さんが歩くメインルートとの反対側だ、ひと気が無いのも頷ける。

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野草も木の花も無い森の道、物見山分岐ゲートまでひたすら降る、木陰の道は快適だ。
約1km降ると明るい分岐場所に着く、ようやく花も出てくる。

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満開のウツギの花で”ハナムグリ”が吸蜜する。

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コガネムシの仲間だ、光の加減で体色が変わる、緑色のグラデーションが美しい。

ゲートを抜けて篠田池方面の中道に少しだけ寄り道、ここにサルナシの木がある、もう遅いだろう。

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1輪だけ咲き残っていた、海上の森で見られるサルナシはこの場所しか知らない、貴重な場所だ。

戻って瀬戸大正池に向かう、期待はコムラサキチョウだ、池の畔のヤナギに産卵する。
昨年も見ることが出来た・・・探したが姿は無かった。

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数えきれないアメンボが遊ぶ水面。

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久しぶりに見たオオアメンボ、速い速度で移動するので撮りにくい、幼い頃は良く見るアメンボだった。

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ホソミイトトンボ、ひとりぼっちだ。

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伴侶を見つけて産卵する、一人もんは時々邪魔に入る、”静かにしなさい”と説教してみた、お馬鹿なmarukeiがいた。

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ホソミオツネントンボも産卵中、豊かな自然は大切だ。

サテライト方面からハイカーが来て簡易椅子を出してお食事を始めた、邪魔にならぬように池を離れた。

長~い登りの始まりだ、往きに寄った中道へ再度入り込んで300m登る、目的はサンコウチョウ。
今年は海上の森で声すら聴いていない、良く見かける場所へ着いて静かにしていた。

独特の鳴き声が聴こえた、オスのサンコウチョウを見た、しかし撮れなかった。
戻って物見山方面に歩いた、昨年カメラの放列が出来た場所へ・・・やはり居なかった。

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路傍はシソバタツナミソウで飾られていた、分岐まで戻って裏海上の登道、一歩一歩。
少々息が上がりかけると出口に近づく・・・”ウ!”何かが居る。

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凛と佇んでいたのは”ニホンカモシカ”だった。

「♪通りゃんせとおりゃんせ、こ~こは裏の海上の森の道・・・・♪」

見事に動かない、暫くお見合いだったが通してもらいたい、静かに歩きだす、40mに接近。

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動く気配なし・・・”困った”

更に前進・・・30mに接近。

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小さな目が可愛らしい。

更に前進・・・20mに接近。

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ようやく首を動かした、しかしまだ通せんぼ状態、前を見据えたまま歩きだした・・・15mに接近。

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カモシカは慌てて右の崖を駆け上がった、通せんぼ解消、静かに通り過ぎようとしたら
崖の上でガサゴソ・・・marukeiを見ていた、何事もなかったように山路ゲートを抜けて車に乗り込んだ。

登山中にカモシカと遭遇したことはあったが、こんな近くでの遭遇は初体験、それも海上の森だ。
冬の雪の日、自宅近くの池周りでカモシカの足跡を見たこともある、我が家の近郊は自然が豊かな証拠だ。

イタチ、テン、タヌキ、ノウサギ、リス、イノシシ、近郊で出会った生き物だ、新たにカモシカが加わった。

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