FC2ブログ

「逃暑行」・・・(蛇峠山、下りの野草編)

雨と虫に追いやられた夫婦、休む場所も無いのでそのまま下山することにした。
駐車地である馬の背で食べても良い、山飯は9月に再訪しても食べられる、長い林道を野草を探しながら歩く。

標高1500m付近に到達した時、小さな小さな美しい野草が咲いていた、失念していた。

IMG_0047_20180812160116c1a.jpg

”オオルリソウ”だ、昨年の9月、この花を見たくて訪れていたことを完全に忘れていた、咲き始めだった。
美しい瑠璃色の小さな花、中部以西の山間部などで咲く、marukeiはこの場所でしか見たことは無い、貴重な山野草だ。



虫対策で頬かむりした妻が先導、林道を路傍の山野草を探しながら下る。
雨は止んできた、雲が下から吹き上げる。

IMG_0031_20180812160050725.jpg

ピンク色のノリウツギが路傍の両側を賑わす。

IMG_0005_2018081216005140b.jpg

コオニユリも数が多い、標高1600m付近、雲が絶え間なく下から上がってくる、あちらこちらと道草できない。

tidakesasi.jpg

チダケサシも今が盛りだ、写していたら携帯に着信音・・・誰だろう?、次男の元気な声だった。
京都へ旅に出ていたが早く帰れそうなので家で一晩過ごしたいとの要望、一ケ月ぶりの帰宅だ、了解した。

iwaakabana_20180812160204bba.jpg

イワカバナを見つけた、先月の乗鞍岳では花が閉じたピンボケ写真しか撮れなかった、何枚も写した。

早い下山なので昼食後に治部坂高原で山野草を探す予定だったが次男を迎える準備が必要になった。
野草探しは下山までだ、先行の妻が探してくれるので楽だ、標高も少し下がれば野草の種も違ってくる。

IMG_0004_201808121600511f7.jpg

ヤマハハコは咲き始め。

akinokirinsou.jpg

アキノキリンソウ、亜高山帯の山野草で路傍は華やかだ。

綺麗な蝶が飛んできて前方の葉に停まった、一見は知らない蝶だ、逃げないでと願いながら距離を詰めて望遠。

IMG_0040_20180812160117c22.jpg

初めて見る姿だ、色彩も美しい、ヒカゲチョウの仲間であることは判るが・・・帰って調べた。

IMG_0038.jpg

”ヒメキマダラヒカゲチョウ”だった、一度も出会ったことの無い蝶だった、標高の高い場所で見られるらしい。
立山や上高地等など、貴重な蝶に出会った。

IMG_0032.jpg

ヤマオダマキも咲き残る。

IMG_0041_20180812160117ea8.jpg

オトギリソウも数が多い、先行する妻が見えなくなった、慌てて追いかけようとしたら”小さな瑠璃色”が目に入った。

oorurisou.jpg

オオルリソウだ、忘れていた山野草、咲いていてくれて良かった、写しにくいが時間をかけて撮った。

標高を下げるにつけ山野草も普段の森の散歩と同じようになって行く。

IMG_9937.jpg

ヤマホタルブクロ。

IMG_0001_2018081216005102e.jpg IMG_0035.jpg

里ではとっくに終わっているネジバナ、そしてこの時期の森の旬、キンミズヒキ。

gomana_201808121600523d1.jpg

この山では9月の花、ゴマナが終わりかけだった、やはり暑い夏、影響を受けている。

IMG_9949.jpg

オオチャバネセセリ、いつもの散歩で見かける蝶だ、駐車地が見えだした、標高1400mまで降りてきた。

IMG_9921_2018081216014866d.jpg IMG_0051_201808121601482af.jpg

ピンクのゲンノショウコ、里ではまだ咲かない、山は早い、ナンバンハコベも終わりかけだった。

IMG_9923.jpg

白花ゲンノショウコを撮り終えて前方を見たら妻が車の側まで降りていた。

IMG_0052_201808121601485c7.jpg

皮肉にも雨は止み青空ものぞく天気になった、しかし車の周りも馬の背の入り口も飛び回るアブだらけ。
車のドアを開けると何匹も飛び込んでくる、馬の背での山飯も諦めた、手とタオルでアブを払って車にこもった。

窓ガラスやフロントガラスにへばりつくアブを見ながらの車中飯となった、帰りはほぼノンストップの2時間だった。

自宅には直行せずに次男の好きな刺し身、そして前日が誕生日だったのでケーキを購入して戻った。
修理した登山具靴もOK、二人分の靴洗いや片付けを終えたら次男からTEL、瀬戸駅まで迎えに行った。

「逃暑行」・・・花あり、雨あり、大好きな蝶、初めての蝶、等など充実の夫婦山旅だった。

コメント