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”雨の日の憂鬱”

養母のお世話に出かける時間になった、朝から降り出した雨は小雨模様。

専用住宅に到着して養母の部屋の鍵を開けた、なにやら外出の仕度をして慌てていた、「何処に行くの?」

「デイサービス」の日を忘れていたので今から玄関に行くという、チョット待った、今日は何曜日?
判らない、とにかく行くのだそうだ、ショック状態のmarukei夫婦。

午後からは雨は強くなった、散歩を諦めていたのだが養母のことで憂鬱な気分、本を読んでも文字が入らない。

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長靴履いて歩く森の中、大きな雨粒が水面をたたく、雨で重くなって下がる枝に遮られるが傘を突き出して強引に歩いた。

「今日は通所が無い日だよ」、だからお世話に来たんだ、先日も言ったが必ず曜日と時間、室温を見なさいと・・。
(大きな液晶時計を置いてある、日にち、曜日、時間、室温が大きく表示されている)

養母は知らん顔、他の人が今日は通所に行くのかと言われてその日だと思ったと言い訳がましく言う。
通所は昨日に行って風呂も入りましたね?・・・”覚えていない”

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誰もいるはずのない雨の森、蝶もトンボも出てこない、みんな雨宿りだ、野鳥の声も少ない。
雨に濡れた”ツリバナ”がしっとりと美しい。

養母に液晶の画面を見せた、「今日は何曜日?」、「火曜日」と答えた、「通所の日?」、ようやく間違いに気づいた。

認知症が進んでいるみたいだ、ベットに腰かけて貰った、ションボリ状態になった。
悪役marukeiは言った、いつも馬耳東風、言われた事は守ってほしい、そして自分の年齢を考えましょう!

自分はまともだと思うことは止めよう、認知症だと医者からも言われて薬も飲んでる、素直に認めましょう。
従って我が夫婦や職員さんの言うことを素直に聞いてください。

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雨は夕方近くから強くなると予報が出ていた、雨の森歩きはさすがに歩きにくい、出口に向かって歩いた。

”アメガシワ”、雨の日に”アメガシワ”、語呂が良いので撮った、葉先の新芽が赤い木の花、雨に似合う。

自尊心が打ち砕かれてショック状態の養母、そんな状態をさらすのも辛そうだ、「ゆっくり過ごしてください」と言って
退出した、肉体は元気な96歳、脳みそが退化していく、もう十分生きたと本人も言う。

お迎えが来たとしても”お祝い”をしても良いほどの人生だったであろうと思う、苦しまずに目が覚めなければと
思うのはmarukeiの情が足りないのではない、そのうちに”あんた誰?”と言われる日は近そうだ。

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