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無名峰(折平山:628.3m)、敗退記録

猿投山の向かいに名もない山がある、豊田市折平地区、国土地理院の地形図に三角点だけ記載されている。
点名は折平、地元では折平山と呼ばれている。
netで調べるといくつか登山記録がある、天狗伝説の山だという、大して難しい山でも無さそうだ。

登山口は二通り、瀬戸市戸越峠から歩いて天狗岩登山道から送電巡視路を歩くか
めぐみの森キャンプ場から尾根通しで歩くかである。

無難に後者を選んだ、結果、道間違いの末に敗退してしまった。

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めぐみの森展望台は閉鎖していたがすこぶる景色が良かった、南アルプス3000m峰
赤石岳と聖岳が真っ白な山頂を見せてくれた・・・ここまでは難儀はしたが順調だった。

この後に道をはずして、判断も甘くなった結果、敗退となった。

写真も多いので記事を分けようと思ったが、敗退記録なので一気にUP、長編となった。



昨年から温めていた企画、この日は母のお世話に行った、途中、伊吹山の雪景色美しい。
展望期待で早めに母の所を引き上げてザックをかついで10時30分過ぎに出かけた。

めぐみの森は旧藤岡町の運営するキャンプ場、豊田市に併合されてからクローズされている。
折平山の登山記録も2011年が最新、どんな様子かわからないがとりあえず向かった。

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キャンプ場へ通じる道路は閉鎖、やむなく戸超峠に通じる林道入り口に停めた、此処へ戻ってくる計画だ。
閉鎖している鉄の壁は通り抜けられない、少し下に藪だが登れる場所があったので藪を漕いで道路に上がった。

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キャンプ場跡は自然に戻りつつあった、案内図からは展望台までは2ルート、しかし草ぼうぼうで歩けない。
戻って東遊歩道と書いてある標識からの道は歩けそうなので突入した。

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笹かぶりの階段直登道・・・苦手だ!、延々と続く。

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このルートも自然に戻りつつある、ハンパない倒木、枝をどかしたり大きな木を持ち上げたり悪戦苦闘の連続。

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枝超しにお隣の三国山のアンテナが見える、絶好の展望が期待できるので頑張った。

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ようやく展望台が見えた、かなりの時間を要した、木の階段道ではあるが笹薮で下が見えない。

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今度は笹漕ぎ・・・疲れは倍増、ストックでかき分け、下の階段をみきわめながらの歩き。

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残雪と霜柱まで登場、道は小さい松の木で塞がれて道ではなくなってきていた。
後数年で完全に自然に帰るのだろう、ようやく展望台に到着、残念ながら展望台はロープ閉鎖されていた。

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それでも期待通りの展望だった、三国山の肩から雪の御嶽山。

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中央アルプス全山、豪快な山の屏風に目を奪われた。

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大きな大きな恵那山もかっこよい、歌舞伎じゃないが”絶景かな絶景かな”

冒頭写真、南アルプスの赤石と聖も顔出し、汗を拭いてしばし楽しんだ。
展望台からの道は東に一本しか見当たらない、何十回も地形図を見て頭に叩き込んであった。
東は正解、尾根の芯を外さずに途中分岐があるはず、分岐は右に西に進めば良い。

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快適な尾根の一本道、マーカーも多い、スタスタと歩く。

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アップダウンを繰り返して進むとなんだか変だ、道型もなくなりマークも無い、どこでも歩ける。
おかしいと思ったが尾根の芯ははずしていないので強引に進んだ。

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完全におかしい・・・急登の斜面、道も無し、間違いに気がついた、が、先まで行くことにした。
ピークを過ぎると急降下の斜面しかない、道も無い、間違えて来てしまった。
地形図を頭に思い出す、登山レポに出てくる高根山と呼ばれるピークに間違いないだろう、東のピークだ。

間違えたら戻る、山の鉄則、戻った、展望台近くまで戻った・・・しかし右に向かう道を探せない、あせった!
右往左往しているうちに簡便な考えが頭に持ちあがった、林道に降りて戸越峠からくる天狗岩登山口へ
行けばいいじゃないか、悪路をキャンプ場まで引き返すよりまし。(敗退の瞬間だった)

又、戻って高根山のピークから斜面を覗いた、激急斜面、よく見るとピンクのマークがある
なにかの作業道かもしれない、突入した。

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ずり落ちて転んで振り返る、マークはあれど歩ける斜面ではない、2回も転んでしまった。
枝につかまりながら降ると林道が見えた・・・しかし崖・・・行くしかない。

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転がってしまった、斜度は50度以上、尻を地面につけて滑ったらそのまま舗装道路へ転がった。
しこたま腰と尾てい骨を痛打、舗装道路を一回転した、ケガは無かったが戦意喪失だった。

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気を取り直して林道を降る、長い・・・全長7km前後の林道、2km以上歩かなければ登山道に着けそうもない。

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これ凍結道路、スケートリンクだ、歩くのもままならない、道の端っこや滑りながら進むしかない。

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ようやく天狗岩展望台と鉄塔28号が見えてきた、200mも歩けば登山口に着けるだろう。
時間を確認したら・・・13時をはるかに過ぎていた、2時間30分も彷徨していたことになる。

ちょっと待った、登山口から急登して山頂へ行って飯食って降りてきてこの林道を戻るとなると・・・
少なくても3時間は必要だ、5時までには帰らなくてはいけない・・・甘かった、無理だ。
marukeiの性格だと登山口まで行ったらきっと登ってしまう、行かない方が賢明だろう・・敗退は確定した。

清く戻ろう、無理は禁物、近い場所なのでいつでもリベンジ可能・・・しかしガックリのmarukeiだった。
帰る足取りは重い、腹も減った、登り一辺倒の舗装林道をトボトボと歩いた。

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ウソに癒され、今日の失敗は”ウソ”とオヤジギャグをつぶやきながら歩く。

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林道は寒い、氷点下だ、路傍の氷の芸術を堪能した・・・腹減った!
481m三角点の下、展望の良い陽だまり発見、飯じゃ飯じゃ!!!

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ショックと寂しさで味が解らない。。。などとは言わない、美味かった。

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大川入山、蛇峠山のすそ野から赤石岳・・・絶景もおかずにランチ終了、先は長いので10分休憩で歩き出した。

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枝越しに御嶽が見えていたので望遠した、まだ噴煙はたなびくが小さくなった気がする。
寒い林道をひたすら歩いた、1時間かかって車に戻った。

本日のルートを描いてみた。

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赤線が実際の歩いた軌跡、青線は計画ルート、分岐は尾根の平らな場所、気をつけないと見逃してしまう。
”なめたらアカン”、誰かの歌と同じだ、地形図ぐらい持ち歩かなくちゃ・・同じ失敗を繰り返している。

次回は戸越峠ルートでリベンジすることにした、国道の駐車地も確認した、筋肉痛のお土産もいただいた(泣)。

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