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小さな旅=その二:(道中記)

蒲郡の埠頭を歩いて竹島橋のたもとへ、のんびりしていたら何やら楽しげに優しい会話が聞こえてきた。

かなりお歳をめしたお婆さんが乳母車を押して歩いている、御爺さんやら、通りかかった赤ちゃんを抱いた
お母さんもニッコリ微笑んで立ち止まる・・・可愛いひ孫の赤ちゃんでもいるのか。

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乳母車の中は”年老いたニャンコだった、可愛い乳母車、赤いべべ着ておとなしくお座り・・・
”老老介護”だね、介護されているニャンコの幸せそうな顔、喉をなでたら”ゴロゴロ”してくれた、お婆ちゃんの笑顔も
忘れられない・・・・小さな旅の一コマ、良い思い出ができた。


午後3時には約束の地に着かなければならない、名古屋駅から名鉄電車なら午後にでても楽勝。
海が見たい欲望の方が勝る、地図と路線図をにらめっこ、午前8時過ぎに妻の車で送られた。

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我が家から20分、リニモの終着駅、矢草駅が出発点、愛知環状鉄道に乗車した。
通勤客、学生さんで混雑、座れぬままに車窓から見える景色に見とれながら小さな旅は始まった。

高蔵寺から岡崎まで南北に走る鉄道、新豊田で空くだろうと思いきや混雑したまま、そして三河トヨタに停車。
殆どの人が降車、ガラアキになった、理由はトヨタ自動車本社前の駅だからだった。

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 <車窓からトヨタ本社工場>

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矢作川を越えれば岡崎は近い。

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中岡崎駅からは岡崎城が見えた、葵の御紋、徳川家発祥の地、今ではユルキャラのオカザエモンが有名だ。

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乙川を越えて直ぐにJR岡崎駅に到着、東海道線快速に乗り換えて蒲郡に到着。

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さすがヨットの街、japanを記し国内を興奮させた世界戦に使われたヨットが駅前に構える、大きい!

駅から歩いて竹島に向かう、埠頭や入り江を見ながら歩く。

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長い海辺の遊歩道?、とても気持ち良い、漁船のエンジン音、カモメの鳴き声・・・心地よい時間。

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蒲郡クラシックホテルが見えてくれば竹島橋は近い、明治?大正?よくはわからないが重厚なたたずまいだ。

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波打ち際で遊ぶ、砂に手を触れてみる・・・待ち望んだ瞬間、時が止まって欲しいと思った。
陽射しは強く夏日の様相、長そでパーカーを脱いで腰に巻きつける、別な道で駅に向かった。

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レトロな建物が多い、文学館と書いてあった、無料に惹かれて中へ入ると土足厳禁、和服の女性が迎えに出てくれたが
靴を脱ぐのが大変なので辞退した、説明やお茶のサービスもあるみたいだった。

竹島ホテルの横を歩いて駅に向かうと

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水族館があった、時間に余裕があるので入場料を確かめたら¥500、安い!、久しぶりの水族館。
入ってびっくり、園児、園児の行列・・・ゆっくりと見ることは不可能だった、アシカのショーも終わっていた。

暗い館内、園児の間をぬって・・・手振れピンボケ写真ばかり、数枚だけ見られる写真が残った。

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ウミガメ。

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素手で触れる”エイ”、皆さんおっかなビックリ。

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園児たちの歓声に押し出されるように水族館を後にした。

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平日なので一軒しか開いていない淋しい通りを歩いて駅に向かった。
お腹が空いたので乗り換えの時間を確認したら8分待ちで豊橋行きの快速があった、乗らなければならない。
途中停車なしで豊橋到着、乗り換えホームに飯田線のワンマンカーが停車していた、30秒後の発車
ローカル線なので次は一時間待ち・・・直ぐに飛び乗った。

お腹は豊川駅に着いてからになった、次の駅で高校生がわんさか乗車、若さ充分の彼や彼女と一緒に豊川駅へ向かった。

===次回は小さな旅の最終回、豊川稲荷編===
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